こんにちは、森本炻舟です。
唐突ですが実は私、空手を始める前までは
171cm、55kg、ガリガリのもやし君で、
非常に気も弱く、虚弱体質でした。
(後に潰瘍性大腸炎を発症しますが、また別の機会に)
今の体重よりも約10kgも違います(笑)
しかも空手をはじめたのは、22歳とかなり遅め。
ここに至るまで相当な苦労がありましたが、
はじめるのが遅くても、ガリガリもやし君でも、
空手の先生になれる!!
何かを始めるのに年齢は関係ないのです。
努力や忍耐は必須ですが、あきらめたらそこで終わりです。
何かを始めようとしている方、迷っている方が
この記事を読んで少しでも勇気が出ていただけたらなと思いつつ、
今回は自己紹介しながら記事を書いていこうと思います!
ガリガリもやし君時代
空手を始めた直接的な理由としては
中学生時代のイジメです。
ここでは端折りますが、いじめというのは
とても根深く複雑で、罪なことだと思います。
コンプレックスや勇気のなさ、悲観的、消極的、
自分の人生に対して前向きに挑戦出来ない事など…
中学生時代に根付いていたネガティブな感情に
社会人になってから益々悩むようになりました。
『何か』を始めて自分を変えなければヤバい!
という衝動が日に日に強くなる一方、
何をすればいいのかもわからず。
暫くは筋トレに励んでいました(笑)
以前から漫画の影響などもあって打撃系に憧れがあり、
その中でも特に空手は興味がありました。
当時空手を習ってる同級生がおり、
その子は普段から堂々とした態度で
周りから一目を置かれていました。
自分をイジメていたグループも同様で
その子に手を出すことはありません。
「空手を習ったら自信がつくし、
いじめられなくなるんだ…!」と、
漠然とした空手への先入観があったからです。
とりあえずボクシングジム、テコンドー、
伝統派空手、フルコンタクト空手と見学。
この最後に見学に行ったフルコンタクト空手道場が
温室育ちの私の概念をぶち壊します(笑)
戦慄!女性が目の前から消える道場!
フルコンタクト空手を道場の邪魔にならないところで
座らせていただき見学している私(*’ω’*)
すると私の目の前で黒帯の女性空手家が、
ヘビー級の師範に前蹴りで蹴り飛ばされ突如視界から消えたのです‼
私 「!!!???((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」
3メートルはすっ飛んでいった黒帯女性空手家は暫く動けず、
そして立ち上がると直ぐに組手を再開!
(後に知ったのですが、女性チャンピオンの方でした)
私 「(武道とは、こうも厳しい世界なのか!自分には無理じゃないか⁉)」
私がわなわなしているのもお構いなく、その後も師範の怒号が飛び交い
肉を打つ音、骨がぶつかる音が道場中に響き渡っていました。
激しくそして悲惨で、もはや自分にとっては恐怖体験(*_*;
ショックを受けつつ自問自答しながら帰った思い出です。
1ヶ月、散々悩みましたね…(悩みすぎ)
ここで逃げたらたら自分の人生はない。
自信も取り柄もなくコンプレックスの塊の自分を変えるには
肉を打つ音、骨がぶつかる音が響くあの道場しかない!!
と、背水の陣でフルコンタクト空手道場に
入会を申し込みに行きました。
ちなみにその道場は今でもあります(笑)
やっぱり空手はつらいよ
入門してからそれはもう…地獄でした。
まず初日師範直々にローキックの洗礼を受け、
1ヶ月はけなくなりました。
ガリガリもやし君なんで、
諸にダメージが来るのです(笑)
また道場に行くと
今度は自分より下の少年の子達に
ボコボコされ、歩けなくなるという(笑)
稽古というより兄弟子に自ら
殴られに蹴られる為に道場に通う
という日々が続きました。
これは所属している間、毎回です(笑)
嘔吐する者は頻繁にいましたし、
内臓破裂して病院に行く者もいました。
足を引きずりながら帰るのは良い方で、
稽古の後は立つこともできません。
自分自身に負けないためにも
意地でも必死に通い続けました。
でもこんなんじゃ身体が持たない!!
と思い、筋肉の鎧をつけるため
更なる筋トレに励みます。
(後に筋トレの記事について書かしていただきます)
これも後から知ったのですが、
来るのは道場破り目的の不良ぐらいだったそうで、
地元では腕試しとして有名な道場だったみたいです。
まるで、極真会館の前身である
「伝説の大山道場」のようですね(⌒∇⌒)
なかなか現代では体験できないと思うので
ある意味幸運だったのかもしれません。
そこの道場に通ったおかげで
1年かけてガリガリもやし君を卒業!!(^^)/
自分に自信がついてきて、
以前より心も積極的なってきていました。
しかし、完全な克服は出来ていません。
自信をつける事だけで考えると
目に見えて変化があり、やった分結果が出る
筋トレは一番手っ取り早いかもしれませんね(‘ω’)
そこからの私は空手を研究・実践にのめり込み、
そして、ガチムチ時代に突入します!(笑)
森本 炻舟